高温黒染め技術

 金属熱処理ソリューションの田中です。

防錆方法として広く普及している黒染めですが、今回は「高温黒染め」をご紹介いたします。
「高温黒染め」は通常の黒染めより高温で処理することで、
鉄鋼表面により強固で緻密な酸化皮膜を形成し、防錆力をUPさせる処理です。

(防錆力イメージ)
黒染め < 高温黒染め < メッキ
~通常の黒染めとの違い~

①鋳鉄や浸炭後の製品に処理OK。(通常では着色困難です。)

②耐食性、耐熱性UP。仕上がりも綺麗。

③処理後の溶接OK。剥離なし。(化学変化で母材内部まで浸透しているため。
 塗装やメッキは剥離の可能性があります。)

④寸法変化が無く、短納期低コスト。(高温とはいえ変寸に影響ない温度です。
 特に、焼入とセットでご依頼頂いた場合、焼戻しを兼ねて処理するため、
 別々に依頼するより納期とコストの低減が可能です。)

有効寸法:□100×200L(プレス部品、ネジ、ボルト等の小物製品向きです。)
一行でまとめますと、「普通の黒染めの性能向上版(サビに強く綺麗)」ということです。

ご興味があられるお客様は、金属熱処理ソリューションまでお問合せ下さい。

 

 金属熱処理ソリューション

 http://www.ht-solution.jp