複雑形状の金属熱処理時懸念事項と対処について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、金属熱処理を行う上で、複雑な形状をしている製品への懸念事項とその対処について、ご紹介いたします。

金属製品を加工する際、一部が極端に細い形状の場合、熱処理時の冷却具合が変わり、製品の場所によって金属組織に差が生じる懸念がございます。このような状態となると、わずかな外力で割れる可能性がございます。対処方法の一例として、細い部分を覆う形のカバーを作成し、均一な冷却となるような形状とする方法がございます。

弊社は様々な形状の熱処理経験がございますので、熱処理時における不具合等の想定が可能です。試作品の数量を多く作れない等、試行回数が限られた状況の中で熱処理を行う必要がございましたら、お気軽にお問い合わせください。弊社にて不具合想定し、より効果的な対処を行った上で熱処理試作を承ります。

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焼入れ性が悪いステンレスへの表面硬化方法について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、ステンレスの種類の中で、炭素含有量や添加成分の観点で焼入れ性が良くない鋼種への表面硬化方法についてご紹介いたします。

オーステナイト系ステンレス(SUS304、SUS316等)やフェライト系ステンレス(SUS430等)は、一般的な焼入れ焼き戻しを実施しても、表面硬度が硬くなりません。しかしながら、図面上にて表面硬度を硬くする指示がある場合が多くございます。その際に、焼入れ以外の方法にて表面硬度を硬くする必要がございますが、その中の一つに、タフトライド処理(塩浴軟窒化処理)がございます。ステンレスへのタフトライド処理であれば、凡そHV1000程度見込みでございますので、ステンレスへの表面硬化対応にお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。お見積りからご対応致します。

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錆除去目的の酸洗いについて

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、酸洗いについてご紹介いたします。

日本では、梅雨や秋雨等、湿度が非常に高くなる時期がございます。湿度が高い日は、金属によっては少しの時間でも防錆無しにて放置されていると、錆が発生致します。弊社は、協力工場にメッキ業者がございますので、メッキ前の酸洗いのみのご対応も可能です。錆除去目的の酸洗いについて実績がございますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。

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アルミ合金のT6処理について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、アルミ合金に施す熱処理となるT6処理についてご紹介いたします。

アルミ製品を製造する際、硬度や強度の向上を狙い、T6処理がよく実施されます。内容としては、約500℃程度の均熱と水冷却の溶体化処理後、人工時効処理の実施により、材料の持っている強度を最大限向上させる熱処理となります。冷却方法として、水冷却が必要となりますので、従来の熱処理工程では対応が困難な場合お見積りから対応致します。T6処理導入をご検討中でございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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材質固有の時効硬化処理対応承ります。

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。
今回は、金属材料において固有の設定をされている時効硬化処理についてご紹介いたします。

金属材料の中には、時効硬化処理と呼ばれる熱処理を施すことで硬度や強度を上げることが出来る材質がございます。時効硬化処理は材質毎に熱処理条件が異なりますので、ご依頼品に合わせて貸切処理にて対応致します。貸切処理の為、お客様ご希望の熱処理条件がある場合、炉の仕様に問題無い場合はお客様ご提示通りの条件にて熱処理も可能でございます。
貸切処理時、一回の熱処理にて数量を多く投入することでコストの低減が狙えますので、是非、お見積りからお気軽にお問合せ下さい。

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大きいステンレス製品の、切削工程前における固溶化処理の利点について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、大きなステンレス製品を切削する前に行う固溶化処理の利点についてご紹介いたします。

大きいステンレス製品を切削する際、素材のまま旋盤等を行うと、大きな反りが生じる場合がございます。そのような場合に、事前に固溶化処理と呼ばれる熱処理を実施することで、切削工程時の反りを抑えることが可能となります。反りが抑えられることで、修正にかける時間やコストを低減出来ます。弊社では有効寸法が大きな真空炉を有しておりますので、大きなステンレス製品を切削する際、反りの発生についてお悩みの場合は、弊社へお気軽にお問い合わせください。

尚、ステンレスへの固溶化処理はSUS304やSUS316といった、オーステナイト系ステンレスに適用される熱処理でございますので、ご注意ください。

 

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クリーンブース設置事例について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、弊社にて実績のあるクリーンブースを用いた真空熱処理について紹介いたします。

真空熱処理は高い品質を求められる内容が多く、作業環境から整備が必要な場合がございます。特に、空気中に浮遊しているようなゴミの付着を避けたい場合については、クリーンブースを用いた熱処理事例が弊社にてございます。要求される清浄度に合わせたクリーンブースを設置し、作業者や使用備品のドレスコードを整え、高い品質を実現致します。使用クリーンブースやドレスコードに関しまして、お客様とのお打合せの上設定させて頂いておりますので、清浄度の管理が必要となる熱処理工程が含まれる場合は、お気軽にお問い合わせください。

 

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メタルヒート能登工場の脱脂洗浄について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、弊社能登工場保有の真空脱脂洗浄機(IHI機械システム製)について紹介いたします。

有効寸法は780×780×1300[mm]、耐荷重は1000kg/グロスと、ある程度大きな物でも対応可能です。雰囲気は真空で、脱脂洗浄能力の特徴としては浸漬式の洗浄、クライオ乾燥がございます。洗浄方法は主に浸漬式を用いておりますが、蒸気・バブリングといった方法も可能です。また、炉内圧力のコントロールと冷却コイルを利用したクライオ乾燥により、複雑な形状であっても乾燥を可能としております。

弊社は熱処理業者の為、熱処理前の油分払拭の為に真空脱脂処理をしておりますが、洗浄のみのお取扱いも可能でございます。従来の脱脂洗浄では洗浄液の残渣が生じてしまう等お困りの際は、一度弊社能登工場のクライオ乾燥を用いた洗浄をご検討ください。

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製品の一部分を硬度調整することについて

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、製品における一部分のみ硬度調整を行うことについて紹介いたします。

図面内にて、一部分のみ硬度を変えるよう要求がある際、高周波焼入れが主に用いられることが多いです。しかしながら、全体を硬くした後に一部分を軟らかくする調整を行う場合は、高周波焼入れではなく、ソルトバスを用いた方法がございます。図面内の熱処理におけるお取り扱いにてご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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熱処理後の後工程の影響について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、熱処理後における後工程の影響についてご紹介いたします。

金属の熱処理後、後工程としてワイヤーカットやコーティング加工等実施する場合がございます。後工程を考慮せずに、熱処理後の硬度のみを重点とした熱処理を行うと、後工程のワイヤーカット時に角が割れやすくなったり、コーティング加工時の熱で変寸が生じたりします。弊社では、熱処理のご用命時に後工程をご提示頂くことで、後工程に不具合が生じにくい熱処理条件を考案致します。ご用命の際、熱処理後の状態についてご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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