金属熱処理ソリューション担当の大河内です。
今回は、電解研磨後におけるステンレスの耐食性向上についてご紹介いたします。
電解研磨は、金属の表面仕上がりをより平滑にする研磨方法でございますが、材質がステンレスの場合、耐食性向上に繋がる場合がございます。
加工工程における細かな切りくず等が金属表面に突き刺ささっている場合は、不働態皮膜が不完全となり、本来の耐食性より低下している懸念がございます。しかしながら、電解研磨を実施することで金属表面を平滑にし、ステンレス本来の性能を最大限引き出し、電解研磨をしていない場合よりも耐食性向上が狙えます。
弊社は熱処理業者でございますので電解研磨の実施はしておりませんが、サプライヤーにて電解研磨対応可能な為、ステンレスの不働態皮膜改善にお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
金属熱処理ソリューション
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