金属熱処理ソリューション担当の大河内です。
今回は、ステンレスの種類の中で、炭素含有量や添加成分の観点で焼入れ性が良くない鋼種への表面硬化方法についてご紹介いたします。
オーステナイト系ステンレス(SUS304、SUS316等)やフェライト系ステンレス(SUS430等)は、一般的な焼入れ焼き戻しを実施しても、表面硬度が硬くなりません。しかしながら、図面上にて表面硬度を硬くする指示がある場合が多くございます。その際に、焼入れ以外の方法にて表面硬度を硬くする必要がございますが、その中の一つに、タフトライド処理(塩浴軟窒化処理)がございます。ステンレスへのタフトライド処理であれば、凡そHV1000程度見込みでございますので、ステンレスへの表面硬化対応にお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。お見積りからご対応致します。
金属熱処理ソリューション
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