ボンデ被膜付部品は真空熱処理不可です

金属熱処理ソリューション担当の田中です。
あくまで「真空炉」の場合のお話ですが、
鍛造後のボンデ被膜が付いた製品は、
加熱時に成分が飛散して炉内や真空ポンプにダメージを与えるため
処理することができません。よって、
アルカリ洗浄+酸洗い等によってお客様に除去をお願いしています。
くれぐれもご注意下さい。

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医療部品向け鋼材の熱処理承ります

金属熱処理ソリューションの担当の田中です。
医療部品向けのステンレス
(SUS420J2焼入、SUS316固溶化、SUS630時効硬化、SUS430焼鈍等)
各種熱処理承ります。
処理後の着色、変色でお困りの案件も高真空の炉で
解決できるかもしれませんので一度お問合せ下さい。

単品試作から対応可能です。

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磁気焼鈍承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
電磁軟鉄やオーステナイト系ステンレスの
磁気焼鈍を承ります。真空熱処理を使用するため
綺麗な外観で仕上がります。

特に大ロット品に関しては
超大型の真空熱処理炉を使用するため
一括大量処理による低コスト化が可能です。

※低コスト化できる理由
一般の真空炉(炉内有効寸法□600×奥1050mm)
超大型真空炉(炉内有効寸法□1300×奥1650mm)

超大型サイズは一般サイズの約2倍設備費を要しますが
約7.8倍の体積を確保できるため、空間を満たす程、
コストメリットのある価格が提示可能となっています。
特にプレス品や鍛造品の小物部品の大ロット品に適します。

一度ご検討下さい。

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マグネシウム、チタンプレートの矯正承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
マグネシウム、チタン、アルミ等のプレートが
加工歪み等で矯正が必要な場合、
熱処理炉内でワークを押さえながら熱を加えることで
現状の半分程度に矯正できる可能性があります。
お困りの際は一度お問合せ下さい。

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粉末金属の熱処理ご相談下さい

金属熱処理ソリューションの田中です。
金属熱処理ソリューションでは粉末金属やレアアースを
固着や化合させずに熱処理:固溶化や焼鈍、脆化処理等が可能です。

方法は、材料の酸化防止のために炉内を真空状態にします。
その後Ar等の不活性ガスを封入して材料の化合を防ぎながら処理を行います。
粉末金属の熱処理は設備故障の原因とされてきましたが、
工夫を凝らすことで大量処理も可能です。
ご興味があられましたら一度お問合せ下さい。

 

 

 

 

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銅、アルミのアニール承ります

 

金属熱処理ソリューションの田中です。
金属熱処理ソリューションではアニール(焼鈍)は
鉄鋼はもちろん、銅・アルミ等の軽金属にも対応しています。
単品はもちろん、外寸が大きくなりがちな
線材やコイル材も可能ですのでまずはご相談下さい。
処理後の清浄さを求められる場合は真空熱処理、
コスト重視の場合は雰囲気炉、大気炉等、案件に応じて最適な処理を提案させて頂きます。

 

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ソルトバスの加熱実験承ります

金属熱処理ソリューション担当の田中です。
金属試験片を急速加熱した際の状態をみたい問い合わせが
増えているため紹介させて頂きます。

昇温性能でみた場合、
ソルトバスの炉(塩浴炉)と電気炉を比較すると
液体であるソルトバスの方が優位性があります。
180℃~1200℃まで対応可能ですので
いくつか条件振りを検討されたい場合も
お気軽にお問合せ下さい。

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熱処理時の変色不良(部分変色)

金属熱処理ソリューションの田中です。
今回は熱処理時の「部分的な変色」に関して
原因の一例をご紹介します。

綺麗な仕上がり言われる真空熱処理や、
低温で変寸が少ないとされるガス軟窒化などは
たとえ硬さをはじめとする機械的特性を満たしていても
外観が悪いためNGとされる場合があります。
(外観不良、変色不良)

よくある例としては製品表面の汚れが焦げ付き、
処理後に部分的に黒く変色する例が挙げられます。
熱処理業者の多くは前洗浄を行いますが
切削時の油・溶剤が洗浄で取り切れずに残留して
しまった場合が原因となることがあります。
事前に製品形状や切削時の油・溶剤の種類、
熱処理業者の洗浄方法等を打ち合わせ、
またはトライすることで未然に防止することが可能です。

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止まり穴形状の内径を浸炭させたい

金属熱処理ソリューションの田中です。
浸炭の問い合わせで多いのが、止まり穴の内径が
表面と比較して浸炭層が浅いというものです。
浸炭は一般的にガス浸炭法が用いられますが、
浸炭ガスが行きわたらずに浸炭の入りが悪かったり、
止まり穴の冷却が悪くなっていることが考えられます。

対策としては
液体浸炭や真空浸炭が挙げられますが、
コスト、納期、量産性にそれぞれ一長一短があります。
金属熱処理ソリューションでは案件に応じた最適な解決方法を
ご提案しますので、お困りの際は是非お問合せ下さい。

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SKHの歪みを抑えたい

金属熱処理ソリューションの田中です。
今回は高速度鋼(ハイス鋼)のアンダーハードニングについて紹介します。

アンダーハードニングとは
あえて通常よりも焼入れ温度を低く設定することで、
歪みを抑えながら靭性を得ることを狙ったものです。
ただし通常よりも合金固溶量が減ることで硬さが入らず
本来の機械的特性も得られないことから、
あまり行われる処理ではありません。

例えばSKH51の場合金属熱処理ソリューションでは
通常、加熱温度約1200℃から焼入れを行っています。
しかし以下の場合はアンダーハードニングを相談する場合がございます。
■形状的(薄い、細長い)に歪みが大きく出る可能性が高い場合
■図面上の公差を外れる可能性が高い場合

過去に実施した検証では以下のような結果になっています
1100℃⇒歪みの低減が認められた HRC60~61となった
1030℃⇒歪みの低減が認められた HRC58~59となった
(試験片:φ100×1mmのSKH51)

もちろん他にも材料、加工方法を見直す、
熱処理のセット冶具を見直す、応力除去焼鈍を実施するなど
歪みの低減につながる方法はありますので一度ご相談下さい。
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