ガス軟窒化の変色について

金属熱処理ソリューションの田中です。

今回は
「ガス軟窒化した際に仕上がり色が違うことがあるが
品質や製品寿命に影響するのか?」
その疑問にお答えします。

通常、ガス軟窒化後の色は薄いグレー色をしています。
これが処理業者によって、黒かったり、青紫になる
場合があるというのですが・・・

 

結論として変色による製品への悪影響はほぼありません

 
処理業者によって色が異なるのは、恐らく処理設備がリーク
していて、外の大気が炉の中に入り込んでしまい、
表面が僅かに酸化していることが原因だと考えられます。
本来ガス軟窒化した製品の表面は薄いグレー色ですが、
リークしている設備では処理する温度帯で青紫や黒い色合いになります。

たとえ製品性能に影響が無くても
気味が悪い、不安、エンドユーザーが許してくれない
そう言われるお客様はいらっしゃると思います。
金属熱処理ソリューションのガス軟窒化は
いつ何時でも薄いグレー色ですので
安心してご利用下さい。

 
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焼入時の拡散接合(固着)対策

金属熱処理ソリューションの田中です。

今回は真空熱処理のお話です。
真空熱処理は光輝性に優れる一方、
処理条件が真空度、温度、圧力が高いほど
製品同士が固着するリスクが高まります。
これを拡散接合と言います。

拡散接合は本来製品同士を接合させるための処理
との認識が一般的ですが、こうした
意図しない環境下で不具合とされる場合もあります。
特に高速度鋼の真空焼入ではよく聞かれる不具合です。

金属熱処理ソリューションでは
真空度、温度、圧力、治具、投入セッティング方法を
調整して製品同士を固着させずに処理を行なうノウハウがあります。
固着でお悩みの場合は是非お問合せ下さい。

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硬調質シャフト

金属熱処理ソリューションの田中です。

今回は硬調質シャフトのご紹介です。
高周波加熱で焼入れしたシャフトを使用用途に応じた焼戻しを行なうことで、
高強度、高靱性が得られ、主にモーターシャフト、パイプシャフト、
金型部品に活用されるシャフトです。ラインナップは以下の通りです。

【対応材質】
構造用炭素鋼(S40C、S45C、S50C等)
構造用合金鋼(SCM440等)
軸受け鋼  (SUJ2等)
ステンレス鋼(SUS420J2等)

【対応硬さ】
HRC26~45の範囲で任意にご指定下さい。

【対応サイズ】
径 :φ2~φ125mm
長さ:500~3000mm

お問合せは金属熱処理ソリューションまで。

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安城ものづくりコンベンション2016に出展します

金属熱処理ソリューションの田中です。
今回はものコン(安城ものづくりコンベンション2016)に出展します。

日 時:2016年2月11日(木)10:00~17:00
2月12日(金)10:00~16:00

場 所:安城市体育館(愛知県安城市新田町新定山41-8)
ブース:04
http://anjo-cci.or.jp/monocon/

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お誘い合わせの上是非お越し下さい。

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金属に加熱(熱処理)で着色させる

金属熱処理ソリューションの田中です。

金属を大気中で加熱すると表面に色が付きます。
いわゆるテンパーカラーと呼ばれるものです。

この着色は、金属(鉄・鋼)表面にできる
酸化膜によるもので、温度によって色が異なります。
例えば200℃程度であればきつね色、シャンパンゴールドに、
300℃程度であれば青色に着色します。

本来着色はクレームとなることが多いのですが、
何も塗らずに加熱のみで金属から色を引き出すという意味で、
デザイン性、意匠性を目的として
意図的に着色が求められるシーンがあります。

例えば綺麗な金属表面に
焦げ付き感使用感レトロ感のある色を付けたい場合、
塗装では表現・再現が難しいと思われますが、
とある加熱条件で再現可能です。

温度だけでなく金属の表面状態や、材料の種類によっても色の
付き具合は変わってきますが、決して同じ模様が出来ない
世界でただ一つの模様が作り出せます。
金属を使用するヴィンテージ品、家具、模造品、オブジェ等
への活用が期待されます。

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※写真は実験時のもので他にも様々な色が可能です

まずは試作からご検討下さい。

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ソルトバスによる加熱実験承ります

ソルトバスは液体のため、
炉内が大気やガスの電気炉に比べて熱伝導に優れます。
これを利用した加熱実験も随時承っております。
有効寸法φ600×650mmで、温度は190℃~1050℃まで対応可能です。

普段は焼入れを低歪みで処理したい案件で使用していますが、
試作、実験でもご要望に合わせて柔軟に対応します。
処理設備のすぐ横に打合せスペース、
電源も完備しています。

お気軽にお問合せ下さい。

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かすがいビジネスフォーラム2015に出展します

金属熱処理ソリューションの田中です。
今回は第9回かすがいビジネスフォーラム2015に出展します。

日 時:2015年11月19日(木)~20(金)
10:00~16:30
場 所:春日井市総合体育館(愛知県春日井市鷹来町4196-3)
ブース:三河9
http://www.kcci.or.jp/hitomono.html

お誘い合わせの上是非お越し下さい。

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薄板を低歪みで量産:液体浸炭

金属熱処理ソリューションの田中です。
最近は真空浸炭のお問合せが増えています。

お客様が真空浸炭を選定した理由でよくあるのが
「真空浸炭は歪みが少ない」
というフレーズです。

同じように焼入れでも
「真空焼入れは歪みが少ない」
ということがよく聞かれます。

はっきり言うとその情報は誤りです。
鉄鋼に熱を加えて組織を変える以上、
歪み、変寸は必ず発生します。

もちろん金属熱処理ソリューションでも
真空浸炭は承っておりますが、
目的が変寸対策なのであれば
今となっては珍しい、液体浸炭をおすすめしています。

現代の浸炭焼入れはガスを使って浸炭させる、
ガス浸炭が主流となっています。
一方液体浸炭は、薬剤を加熱した浴槽を使って浸炭させます。
液体で処理するほうが、製品全体に水圧が加わるため、
ガス浸炭よりも3分の1から半分程度、変寸が少ない
言われています。

特に薄い板状の形をしている量産部品におすすめです。
一度お試し下さい。

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真空展2015に出展します

金属熱処理ソリューションの田中です。
今回は横浜の真空展に出展するのでご案内します。

日 時:2015年9月8日(火)~10(木)
10:00~17:00
場 所:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
ブース:V-128
http://www.nikkan.co.jp/eve/vacuum/

今回は幹事企業の㈱メタルヒート単体での
出展となるため真空熱処理が展示の中心となります。
会期中は9日11:20からワークショップコーナーにて
プレゼンテーションも行な真空展2015います。

お誘い合わせの上是非お越し下さい。

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お盆連休のお知らせ

お盆連休を以下の通りお知らせします。
ご迷惑をお掛けし恐縮ですがよろしくお願い致します。
2015年8月8日(土)~2015年8月16日(日)

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